みのりブログ

毎日を楽しく暮らしたいのんびり者です。

公園にみるロマン 子どもは遊具に、大人は建築に【今週のお題】

今週のお題 「好きな公園」

 

「公園は何もしなくても咎められない。演説とか、何かしようとすると追い出される」

 

そんな小説の一文を読んだことがあります。パーク・ライフ』(吉田修一だったでしょうか。

吉田作品の泥臭い部分に惹かれる私、都会的な本作の感想は「いい役者で深夜ドラマにしたら面白いかもな~」で終了。けれど、なぜかこの一節だけは印象に残っています。

 

私にとって公園は「何かをしにいく場所」──会社の昼休み、慌ただしく弁当を食べる。犬の散歩をする。ウォーキング。お手軽な森林浴。

ぶらっと公園に行く習慣がない自分には、主人公の先輩社員のセリフは新鮮でした。

公園に目的なく集う、顔見知りでもない人々。そのなかで過ごすのは、雑踏に紛れるのと同種類の安らぎがあるのかもしれません。

 

近所は恥ずかしいし、ちょっと足をのばした先の公園でぼーっとしてみよう。そう思いつつ、いまだに実行できていないのですが……。

 

 

子どもは遊具に、大人は建築に それぞれの楽しみ方

 

インドア派な私も幼少期は公園で遊んだものですが、時代の流れで懐かしい遊具の多くは「危険物」として撤去されています。

 

箱ブランコ(ゆりかごブランコ)はその筆頭ですね。たしかにみんな大人の想定を超えた使い方をしていました。立ちこぎくらいかわいいもの。最高到達点まで数人がかりで揺らしまくって、ブランコが不穏な音をたてるのを楽しんだり……。

怖くて参加はできなかったものの、独創的な遊びを思いつく子はみんなの人気者でした。危険行為を憧れの目で見ていたのだから、いま考えると冷や汗が出ます。

 

どんくさい私が楽しんでいたのは、もっと安全な「ごっこ遊び」。

ジャングルジムを秘密基地に見立て、ある時はスパイ、ある時は探偵になりきって日が暮れるまで遊ぶのです。

基地は居心地のよい空間でなければいけない。当然お菓子やマンガ、ブランケットが持ちこまれます。身ひとつで行けばいい公園遊びに大荷物を抱えていくことを、家族は不審に思ったことでしょう。

どちらの設定でも実際になにを調べたかは覚えていません(たぶん大したことはやってない)。TVで聞きかじった「任務」「ミッション」なんて言葉を使うのが楽しくて、ボス役を交代しながら報告シーンばかり演じていた記憶。気に入ったカッコいい決め台詞は、全員が飽きるまで使い倒されました。

 

 

ごっこ遊びに熱中した思い出は、形を変えて現在の私にも受け継がれています。

物語とロマンを感じる建築物、それに公園(庭園)がセットになっていると、異常に弱い。

公園と洋館の組み合わせ、最高じゃないですか!????

 

今回のエントリーは薔薇の名所・旧古河庭園と迷いましたが、そちらはすでに何回も訪問しているので次の機会に。

・最高だったので再訪したい【江戸東京たてもの園

・現在改装中、新規オープンが楽しみ【清澄公園+深川図書館

上記2本に絞りました。

 

江戸東京たてもの園

 

緑豊かな小金井公園に歴史的建築物を移築・復元展示している野外博物館。

www.tatemonoen.jp

 

たてもの園が一躍有名になったのは、やはり映画『千と千尋の神隠し』がきっかけでしょう。

ヒロインが働く油屋のデザイン参考になったと言われる「子宝湯」が展示されています。古い銭湯の趣は本当にいいものですよね。実際に入浴できないのが残念でなりません。

 

私のいちばんのお気に入りは「田園調布の家(大川邸)」。

明るい光がさしこむ窓際がⅬ字型の作り付けソファになっており、そこから外の景色を眺めることができました。周囲にたくさん来園客はいたはずなのに、不思議な静けさに満ちていたのを覚えています。

 

下記URLで建造物の360度パノラマビューを見ることができます。最寄りの駅からバスも出ていますし、これからの季節に最適なお出かけ先ですね!

復元建造物の紹介│江戸東京たてもの園

 

 

清澄公園+深川図書館

 

ここ数年コーヒー・カフェなど話題のショップ開店が続き、すっかりお洒落な街としての評価が定着した清澄白河

そんなロケーションにぴったりな建築物が深川図書館です!

 

www.jcross.com

 

堂々とした正面玄関の佇まい、ゆるやかなカーブを描いた階段には美しいステンドグラスの窓。

すぐそばには清澄公園の緑が広がり、天気のいい日はテイクアウトしたコーヒーやパンを片手に人々が集まります。道路を挟んで隣には、ファッションブランド「ヨーガンレール」の本社兼店舗も。

 

散策の合間に寄ってひと息つくのに最適な図書館ですが、残念ながら現在は改装工事のため休館中。※2023年1月末まで

外観や内装がどのように変わるのか心配しつつ、より便利な施設へと進化することを期待しています。

 

清澄周辺のパン屋やカフェについては、また別に記事を書きたいと思います~

読んでいただきありがとうございました!

 

近隣の美術館・パン屋についての過去記事はこちら

minorimainiti.hatenablog.com