夏への英気を養うパセリカレー 脇役なんて言わせない!
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今週のお題「苦手だったもの」
「苦手」まではいかないんだけど。
農家さんには本当に申し訳ないけれど。
脳内で言い訳しつつ、皿に添えられたソレを真っ先に飲み込んでしまうのは、やはり苦手だからなんだろう。
パセリのことだ。
鮮やかな緑が美しい、食卓の彩りに(見た目だけは)最高な野菜。
野菜という意識すらなかったかもしれない。あくまでも添え物、お弁当の隙間を埋めるアイテムといった認識。
家族が好んでいたので食べる機会は比較的多かったが、どこがいいのかさっぱりわからなかった。苦いし、食感もっさりしてるし、不味い総菜にはパサパサに干からびたのが乗っかってきたりする。
ところが、昨年からちょっと状況が変わってきた。
まさかパセリの束を喜んで買う日がくるとは!
きっかけは下記記事で感想を書いた1冊のエッセイ。
この本で紹介されていた「パセリカレー」が、どうにも美味しそうで気になった。ひと口でも難儀するあのパセリを、山盛り使用すると言う。
いや~さすがに青臭いんじゃない? 薬膳カレーみたいな感じかな? カレーのスパイスで苦みを誤魔化すのかも、しかしそれならパセリをわざわざ入れる意味は……。
興味津々だったので、実際に作ってみました
もはや我が家の定番メニューのパセリカレー。その名に恥じぬ、両手からこぼれるほど大量のパセリを使う。
驚くほどパセリの嵩が減るんですよね! でもほろ苦い風味はちゃんと残り、料理に深みを出す。
薬膳カレーとの予想はけっこう的確だった。牛豚の合挽き肉を使うのだが、肉の臭み(とくに牛肉)をパセリの苦みがやわらげて、カレーのスパイスとも調和している。
家族の証言「パセリということでもっと青臭いかと思ってた。でも全然そんなことなくて、ギャップにはまった」
レシピはこちらの記事を参考にどうぞ。↓↓↓
「大人のカレー」のタイトルに深く頷いてしまう。たしかに子どもは好まない味だ。
こちらの記事のほうが写真が多く、わかりやすい。(パセリの量の表記が違う)
白状すると本当に参考程度で、めちゃくちゃ自己流で作ってます。
①トマトピューレはトマト缶だし(水を控えればいいだろうの考え)、これじゃ野菜が少なくて物足りないわーとキノコ類だの豆だのを投入。しめじの歯応えにはいつ食べても食欲をそそられる。
②写真の豆はミックスビーンズ、水煮の大豆でも美味しかった。今度はひよこ豆を合わせてみたいと思う。ほくほくした食感を想像したらほら、絶対にぴったり……!
③辛さをマイルドにして食べたい方には、温玉をのせるのがオススメ。温玉はじめて作成したけど楽ちんですね。沸騰したお湯の火を止めて、そーっと投入し放置するのみ。
個人的に、パセリカレーの上記レシピでいちばん重要な部分は「最後にすりおろした生姜&にんにくを入れる」だと思う。
このひと手間で味が決まる。トマトの酸味と塩気とカレーのスパイスだけでは、なぜか寝ぼけた味になってしまう。生姜やにんにくはチューブ派という方も、パセリカレーのときだけは野菜コーナーに出向いてほしい*1。チューブ製では風味がまったく違ってくるはず。
「カレー粉」として使っているのはこちら。フレーク状なので色々な場面で使えるお気に入り。中辛とあるものの甘みが強いので、辛口のカレールウと一緒に味つけしたりする。
ちなみに昨日の夕飯もパセリカレーでした。
『 パセリ 8~9枝 』は、だいたい上記写真くらいのボリューム。
小さい束しか買えなかっただけなので、本当はもっと入れていいでしょう(一方のレシピには「パセリ25本程度」とあるし)。レシピの挽き肉は500gだけど、今回は半分以下の肉200gで作ったためちょうどよかった。
お好みでアレンジ可能なパセリカレー、ぜひ作ってみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
*1:私はチューブ製ニンニクのジャンクさも好きで、餃子作成時は好んで入れますが