ウォーキングシューズとランニングシューズはどこが違う?靴選びのポイントまとめ
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愛用していたシューズの靴底が剥がれました。
夜のウォーキングの最中、見事にパッカリと。後ろにはだれもいないのに、自分の足音とは別にぱたぱたと奇妙な音が……!と夏の怪異におののいていたら、原因はコレでした。
よく見かけますよね、横断歩道の真ん中に、ポツンと靴底だけが落ちている風景。
暑い季節は接着剤が劣化しやすく、このようなケースが頻出するのだそうです。
情緒がないことに目をつぶれば、夏の風物詩と言ってもいいかもしれません。
ときどきは植え込みや塀の上にそっと置かれていることも。「赤ちゃんの靴や片方の手袋なら微笑ましい落とし物だけど……かえって拾いにくくない?」と笑っていた自分が、笑われる立場になるとは迂闊でした。
修理専門店に持っていったものの、あちこちメンテナンスをしたら買った方が安いという結論に。
いつもは気に入ったデザインの靴を店舗で試し履きして、歩きやすく値段が手ごろであれば即決していた私。しかし今回は、せっかくブログをやっているのだから色々と調べてみよう!と思い立ちました。
専門知識があるわけではないので、自分のためにメーカーサイトや書籍から得た情報をまとめるだけですが、よろしければお付き合いください。
ウォーキング用のシューズを新調。でも、ちょっとした疑問が。
調べようとは思ったものの、靴がないと日課であるウォーキングができません。
ひとまず近隣の靴屋・スポーツ店をまわって、このような質問をしました。
「ウォーキングをしたいのですが、気に入ったのがランニングシューズなんです」
「長距離や舗装されていない道は歩きません。ときどきは走るかも」
「この靴で歩いても大丈夫でしょうか?」
……いま思うと、ちょっと返答に困る聞き方でしたね(走ることもあるならランニングシューズでOKだろう)
店員さんから聞いたところによると、「走ることに特化した超軽量タイプのシューズは向かないが、これ(私が選んだ商品)なら軽く歩く程度は問題ないでしょう」とのこと。
たしかに、先日壊れたのもランニングシューズだったはず。本格的に歩きはじめたのは今年に入ってからですが、いままで支障を感じたことはありません。そろそろランニングに移行してもいいかなぁと考えていたこともあり、納得して話を終えました。
そうして私が購入したのがこちら!
履いた瞬間から「私の足のかたちにぴったり!」となったシューズ。
かかと・足の甲がぴったりとフィットして、つま先にも余裕があるため5本指の運動用靴下が使えそうです。黒と白のシンプルなデザインに、後ろ姿だけのピンクがアクセントになって可愛い! クッション性もばっちりです(しかも安かった)
使い始めたその日からどこも痛くなったりせず、快調にウォーキング生活を続けています。
けれど、やっぱり気になるのが「ランニング」シューズであること。
(ウォーキングシューズって、ランニング用とどう違うんだろう?)
新調したあとですが、次回購入時のためにも情報を集め始めました。
ウォーキングシューズとランニングシューズはどのように違うのか?
私の抱いたこの疑問、スッキリした答えがすぐに出てこないのです。
雑誌の特集は「○○代に似合う今年注目のスニーカー」などファッション重視のものが多く、「ウォーキングシューズ」で検索すると、通販サイトでは明らかにランニング用の商品も表示されます。
某有名メーカーの靴を試したものの、イメージする「ウォーキングシューズ」とは履き心地も安定感もかけ離れており、混乱は深まるばかり……(おそらく幅広い用途で使えるオールマイティタイプだったのでしょう)
最終的に参考にさせてもらったのがこちらのサイト+後述する書籍『究極の歩き方』
ウォーキングシューズについて|ミズノ公式通販|MIZUNO SHOP
それでは、下記にまとめていきます!
ウォーキングとランニング それぞれの運動にかかる負担の違い
まず、ウォーキングとランニングでは足にかかる負担がかなり違います。
ランニングは若い人のスポーツ、ウォーキングは故障が少なく、年齢に関わりなく楽しめるスポーツ。そんな印象があるかと思いますが、それもそのはず。
ウォーキング=体重の約1.3倍の力が足にかかる
ランニング=体重の2~3倍の力が足にかかる
これだけ違うのです!
当然ながらランニングには高いクッション性が必要になってきます。反対に、ウォーキングにはランニングほどのクッションは不要で、時には邪魔になってしまうことも。
これが靴の専門家が歩くのにランニングシューズをすすめない理由のひとつです。
歩く時の正しい重心移動は「かかとで着地→足の外側→小指の付け根→親指の付け根」だそうですが、そのように歩くならシューズの土踏まずの部分は薄い(柔らかい)ものでなければいけません。試しに歩いてみてください、このやり方はかなり足裏が反らないとムリです。
私の新調したランニングシューズの靴底は、試したところ柔軟性は控えめでした。この靴で重心移動を意識して歩き続けたら、数年後にはなにか不調が起こるかも……。
先代のシューズが壊れてから、何度か普段履きスニーカーで歩いたのですが、そのたった数回で腰とヒザに違和感を覚えていたのですよね。ゆっくり歩き(有酸素運動)と早歩き(無酸素運動)を交互に行うインターバルウォーキングだったので、よけいに負荷がかかったのかもしれません。
実体験からも納得できたので、購入したランニングシューズでは軽めに歩く(早足で歩くなら、いっそ走る)ことにします……!
ウォーキングシューズ選びのポイント
シューズの選び方のポイントは以下の通りです。
通常の靴選びと変わらないようですが、やはり①の柔軟性が重要ですね。
①足の指の曲がる位置と、靴の曲がる位置は合っているか?
②つま先には10㎜余裕を持たせて
③くるぶしがあたると痛くなるので注意
④試し履きのときは、ウォーキングで着用予定の靴下を持っていく!
④も基本的なことですが忘れがちなので注意したいところ。
アシックス・ウォーキングの靴が気になる!
ここまでウォーキングシューズについて調べてきて、メーカーでとりわけ目立ったのがアシックス。
フィットネスウォーキング【理想の姿勢を意識し、筋力を維持する運動としてのウォーキング】を提唱するなど、そのこだわりは群を抜いています。
ウォーキングシューズもブランドごとに細分化されており
・ペダラ(スニーカーからサンダル・ブーツまで、カジュアルシューズ全般)
・ランウォーク(『走れるビジネスシューズ』シンプルなデザイン)
・ライフウォーカー(外反母趾やヒザに不安のある方など、お悩み別)
……などなど、実に種類が豊富。
その熱意に惚れ込んで、次回はこちらで購入しようかと検討中です。
【公式】アシックス ウォーキング オンラインストア- ASICS 【公式通販】 | ASICS Walking
日々の運動をランニングに移行するなら、購入するのは運動用にかぎらなくてもいいかもしれません。「ペダラ」「ランウォーク」といったブランドはアッパー部分に革を用いたお洒落なデザインをいくつも出しています。
通勤やおでかけなどの日常のなかで、歩くことが楽しくなり自然にウォーキングしてしまう──それこそ、健康への第一歩でしょう。
私はファスナーがある運動靴が苦手なので、「ゲルムージー」の軽やかなデザインにも惹かれます。
ただ、ランニングシューズはスポーツショップで見かけるのですが、「アシックス・ウォーキング」は直営店・百貨店でないと取り扱いが少ないようですね。遠出をするのが厳しい現状ですので、早くコロナが収まるのを祈るばかりです。
【おまけ】もっと詳しくウォーキングについて学びたい方に
アシックスのサイトは、『究極の歩き方』(講談社現代新書)の内容をイラスト満載でまとめたものです。書籍の方はかなり専門的ですが、語り口がわかりやすいので興味がある方はどうぞ。
膨大なデータから導き出した「50歳を過ぎると、男女ともに足のかたちが急激に変化する」説など、興味深く読みました。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!