みのりブログ

毎日を楽しく暮らしたいのんびり者です。

女たちの紡ぐ物語 「塩袋と伝統のギャッベ展」と小説『からくりからくさ』

 

絨毯、キリム、草木染め。

古くから女の手仕事とされてきた染織工芸は、女性の感情と深く結びついている。

 

 

外出機会が多かった5月。たばこと塩の博物館で開催された「塩袋と伝統のギャッベ展」にも足を運んでいました。いつの話?という感じですが……

 

www.museum.or.jp

 

素晴らしい展示だったので、自分が忘れないためにも文章にしたいと思います。

 

記事後半は、展覧会と関連した小説のご紹介。

ギャッベ展を鑑賞しながら強い既視感に襲われました。

『からくりからくさ』(梨木香歩

読んだことのある方なら「ああ……」と納得していただけるかもしれません。

 

よろしければ最後までおつきあいください!

 

「塩袋と伝統のギャッベ展」 たばこと塩の博物館

 

 

 

展覧会タイトルの「塩袋」「ギャッベ」、耳慣れない単語に一体なんだろう?と首を傾げた方も多いのではないでしょうか。

 

塩袋*1は名前通り塩を保存するための袋で、遊牧民の生活には欠かせない道具。

美しい模様を織り込んだ塩袋は実用品であると同時に、世界にコレクターがいる民族工芸品でもあります。部族ごとにデザインに特徴があり、所有者がわかるようになっています。

 

こちらのサイトで丁寧な説明とともに塩袋のコレクションを見ることができます。ぜひリンクから飛んでみてください。色合いもさまざま、華やかな房飾りがついていたりと多種多様! 

tribe-log.com

 

それにしても、筒状にすぼまった凸型……ちょっと変わった形状ですよね。

奇妙なつくりの謎は、遊牧民と家畜との関係を考えると答えが出ます。

なぜ口がすぼまっているのか── 答えは「家畜が塩を勝手に舐められないように」!

 

遊牧民にとって家畜は財産ですが、いくら大事でも紐につないでおくわけにはいきません。

広大な大地で家畜をコントロールする手段。それが「塩」なのです。

 

草食動物が餌とする植物には塩分がほとんど含まれず、そのため家畜は本能で塩を求めます*2

人間が塩を与えてくれると理解すれば、囲ったり拘束しなくとも彼らは従ってくれる。

展覧会ではこの仕組みを「生理的な紐」と表現していました。

 

塩袋の奇妙な形状は、家畜の頭が入らないサイズに作られているそうです。

草食動物に塩が必要なことも「そう言われればそうか」程度の認識だった私には、すべてが未知の世界。身近にいる動物といえば犬・猫なので、ついつい塩分はとらせちゃダメ!と思い込んでいました。

 

 

もうひとつの「ギャッベ」は遊牧民絨毯の一種。

しかし、精緻な芸術品として高額でやりとりされる絨毯とは違い、基本的に売買はせず家庭内で使われるものです。

それゆえに織りが粗かったり、素朴なデザインだったりと、絨毯の原型と呼ばれるギャッベならではの魅力が楽しめます。

 

商品として考えていないためか、モチーフも自由奔放で驚かされました!

植物や孔雀・ライオンといった動物、少女たちの群舞のような可愛らしいデザインも。伝統的な絨毯よりギャッベのほうが現代のインテリアには映えるかもしれませんね。

技術がまだ拙い少女の練習台でもあったらしく、素人目にもガタガタしてるかな?とわかる品があり微笑ましかったです。2人で同時に左右から織ったものとなると、技量を比較されてしまい少々気の毒でしたが……。

 

 

キリムも展示されていました。

遊牧民絨毯・ギャッベはどちらも毛足が長い織物ですが、キリムは平織り。他の2種よりも軽く薄いため、生活のさまざまな場面で使われるそうです。

 

展覧会 感想まとめ

 

ギャッベも塩袋も、生活に密着したものだからでしょう。

きれい!目の保養!と単純に楽しむのと同じくらい、これを作った女性たちの生活に思いを馳せてしまいました。

遊牧中に簡易な織り機で織ったギャッベは、最後に真ん中でつなげて完成させるのですね。住まいを移動しながら染織作業をするというのも、やっぱり想像がつきません。

 

絨毯ひとつを完成させるのにかかる、気の遠くなるような時間。いったい何を考えて、どんなことを話しながら織り上げるのか。

そんなことを考えつつ、長く展示室で過ごしてきました。

 

 

本展覧会は終了してしまいましたが、塩袋は過去にも何度か企画展に出品されているそうです。

面白いテーマの展示が多いので、スカイツリー・押上散策の際にはぜひ寄ってみてください!

 

www.tabashio.jp

 

 

『からくりからくさ』 梨木香歩

 

『からくりからくさ』は手仕事に魅せられ、古い日本家屋で共同生活を送る女性たちの物語です。

糸を紡ぎ、植物の枝葉をとってきて草木染めをし*3、朝な夕な機を織る。

展覧会でこの小説を思い出したのは、登場人物のひとりがキリムを研究していたためでした。

 

 

 

蓉子・紀久・与希子・マーガレット。

若い女性が4人集まればさぞ華やかな……と想像しますが、蓉子の祖母の遺した家に集まった彼女たちの日常はぐっと地味なものです。

ていねいな暮らし系の小説と思いきや、食費を節約して網戸を導入しよう!と庭の雑草を料理しはじめる展開も。その様子はまるで大人のおままごとで、ジャンル分けのできない複雑な魅力をもつ作品でした。

 

『からくりからくさ』を異色作にしているのが、家の中心に座る「りかさん」の存在です。

蓉子が祖母からもらった日本人形で、幼いころから折に触れて彼女を助けてきた不思議な人形。りかさんに導かれるように、4人は自分たちに繋がる人々の過去をたどっていきます。

 

最後に、少し長いですが本文を引用して終わりたいと思います。

紀久が旅先から皆へ送った手紙の一節。私が「塩袋とギャッベ展」でめぐらせた見知らぬ女性たちへの想像が、くっきりとした文章で綴られています。

 

 

(前略)

 

一日の家事や野良仕事が終わった後、機に向かったのですから、心躍る楽しいことのあった日、切ない、悲しいことのあった日、怒りのこみ上げて止まない日、機の音は違っていたでしょうし、反物はそういうものに織りあがっていったのです。

 


女たちは機を織る。

 


反物という一つの作品に並行して、彼女たちは自分の思いのたけも織り上げていったのです。

 


古今東西、機の織り手がほとんど女だというのには、それが適正であった以前に、女にはそういう営みが必要だったからなのではないでしょうか。誰にも言えない、口に出していったら、世界を破滅させてしまうような、マグマのような思いを、とんとんからり、となだめなだめ、静かな日常に紡いでいくような、そういう営みが。

 


『からくりからくさ』梨木香歩 本文より引用

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

『からくりからくさ』機会があればぜひ読んでみてくださいね。

 

 

美術展関係はこんな記事も書いています ↓↓↓

minorimainiti.hatenablog.com

 

minorimainiti.hatenablog.com

 

*1:「ナマクダン」とも呼ばれる

*2:今回初めて知ったのですが「牛の塩好き」は有名だそうで……

*3:小説内で媒染剤についての描写も多く、ギャッベ展で「ロバの尿を使った媒染」もあると知り、へえ~となってしまった

こんな「カワイイ」見たことない!『上野リチ展』のすすめ(~5/15まで)

『上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー

 

4月の半ば、三菱一号館美術館で開催されている『上野リチ』展へ行ってきました。

 

JR東京駅から徒歩5分と好立地の三菱一号館は、日本であまり知られていないアーティストの紹介が上手なイメージがあります。*1リチ展も例外ではなく、毎日大盛況が続いているようです。

上野リチの名前すら知らなかった私。広告で見かける作品の豊かな色彩・自由自在な魅力に、これはぜひ鑑賞しなければ!と足を運びました。

 

 



 

上野リチ 本名フェリーツェ・リックス

19世紀末ウィーン生まれ。「ウィーン工房」にデザイナーとして在籍。

身近な自然や動物をモチーフとした作品を次々と発表する。

 

のちに日本人の建築家・上野伊三郎と結婚。

夫の生まれ故郷である京都とウィーンの往復生活を送り、ウィーン工房を退職後は拠点を京都に移し、美術大学の講師なども務めた。

 

展覧会で印象に残っているのは、なんといっても見ている人々の間に流れる幸福な空気です。

お客さんから「かわいいねぇ」としみじみした呟きを何度聞いたことか。

種類豊富なグッズの販売や「ウィーン生まれのカワイイです」(リチ展キャッチコピー)を考えると、訴えかけたい層にしっかり届いた結果が現在の人気でしょう。

会期は残すところあと半月、もっとたくさんの方々に見てほしいと思います。(5/15まで)

 

リチ展のこまかな感想あれこれ 

 

日本の「染型紙」が西洋のテキスタイルデザインなどに影響を与えたのは有名な話です。リチ展でも型紙と、それにインスパイアされた作品の両方を展示していました。こういった紹介の仕方はわかりやすくていいですね。

ひとつの文化が海を渡り、また別の魅力をもった芸術へと変わっていく様は感動的でした。

 

三菱一号館では10年ほど前『KATAGAMI展』という企画もやっていたので、得意なジャンルなのかもしれません。

www.axismag.jp

 

・上野リチが活躍していたウィーン工房のアーティストの作品も多数展示。

優美な曲線を使用したデザインで流行をつくったダゴベルト・ペヒェ、リチの実妹であるキティ・リックスの陶芸作品も大らかな明るさが素敵でした。

 

・テキスタイルデザインの他、七宝細工の箱やマッチ箱カバーも小さな宝石のようで見入ってしまいました。煙草は大の苦手だけれど、あんなの見たら欲しくなってしまう……!

 

京都市美術大学(現・京都市立芸術大学)で教鞭をとっていたリチ。

他者や過去からの「模倣」を否定し、拙くとも自分の表現をするようにと学生たちに教えていたそうです。よその影響が見てとれる作品には、かなり厳しい態度だったとか。

若いうちは難しいんじゃないかな~、勉強していくうちにオリジナリティが出てくるのでは……と考えこんでしまいましたが、発展途上の若者だからこそ自戒が必要ということなのかも。

 

・戦時下の日本で、外国人でありながらデザインの仕事をしていた事実にも驚き。しかも、こんな夢いっぱいの作風!

 

 



 

【オトクな鑑賞方法 マジックアワー・チケット】

三菱一号館美術館は、毎月第2水曜日に「マジックアワーチケット」が利用できます!17:00以降に限り適用 : 1,200円(一般1,900円)

 

①利用する場合は必ず事前に「Webket」でチケットを購入する必要あり(実施月の1日10:00から販売開始)

②上野リチ展については支払い方法はクレジットカードのみ

③入場は17:00以降、30分間隔で割り当て(早い時間帯に入場できるチケットは早々に売り切れる)

 

……などなど制約はありますが、かなりお得な料金で入場できるチャンスです。

浮いたお金でグッズが多く買える! 平日休みの方やお仕事帰りに寄れる方は検討してみてください。

 

チケット&アクセス|上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

 

 

おまけ 『私の家では何も起こらない』(恩田陸)上野リチ装丁に関して

 

私は今回の展覧会で初めて上野リチに出会いましたが、その優れたデザインはすでに世間に浸透していたようです。

恩田陸さんの小説『私の家では何も起こらない』のカバーに「壁紙:そらまめ」が使われていました。

※以下はブックデザイナー名久井直子さんのインタビュー記事

mimt.jp

 

「私の家」=丘の上の幽霊屋敷。
そこで繰り広げられる時代も語り手も違う物語が頭のなかで渦を巻くような、不思議な作品でした。

それぞれのエピソードが繋がる読み心地が、蔓の描かれた装丁とよく似合っています。興味のある方はどうぞ鑑賞後に読んでみてください。

 

リチのデザインは色違いでいくつものパターンが存在しますが、この「そらまめ」も配色でずいぶんと印象が違います。

美術館公式Twitterアカウントでは見比べられるよう複数掲載してくれていますよ。(そして、確かに私もこれはえんどう豆じゃないかと思う)

 

 

幸いなことに週明け3連休はお天気のようですね。お出かけの参考にしてもらえたら嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

*1:2009年に上野夫妻の企画展が目黒区美術館で開催されたそうですが、残念ながら知らず……

昭和にタイムスリップ『ニッポン国おかんアート村』展へ行ってきた【渋谷】  

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『ニッポン国おかんアート村』展【渋谷公園通りギャラリー】

 

またしても期日ギリギリですが『おかんアート展』行ってきました。

(展示は4/10夜7時まで)

inclusion-art.jp

 

不器用なくせに、刺繍・キルト・レースなど「女性の手仕事」*1とされてきたジャンルが好きな私。面白そうな展示がやっていると聞き、大勢の人でごったがえす渋谷へ意を決して向かいました(人ごみ苦手)

 

 

 

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渋谷駅を出て右手にマルイ、左手に西武を見ながら進み、タワーレコードの角で左に折れます。坂道をすこし行くと壁に何枚ものポスターが。わかりやすい!

公園通りギャラリーは初めてだったのですが、パルコのすぐそばなんですね。

 

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ギャラリーは勤労福祉会館の1階にあります。アール・ブリュット等の展示も多いとのことで、「専門的な教育を受けた美術ではない」という共通点から開催に至ったのかな?と推測。

入り口で注意点を聞き、展示室へ(写真撮影はOK、動画はNG)

 

見たことある!! 1歩足を踏み入れれば、そこは懐かしい世界

 

見出し通りです。あの頃、あの時代にタイムスリップした気分。

せっかく撮影可なので写真を見てもらったほうが早い、どんどん行きます。

 

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トップバッター・キティちゃん(仮)紙細工

 

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小物入れ? 鶴の背中と羽の間のスペースに飴ちゃんなどを収納するのではと予想します。折り目が美しい。

材料の説明がなかった気がするんですが、家族に写真を見せると「タバコの包装紙でつくるやつ」と即答。意外とメジャーな品なのかも。

 

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地元ファンシーショップの店先のようで、見てるだけで楽しい。やはりここでもキティ(仮)強し。サンリオは著作権が厳しいのでは……とちょっと心配になりましたが。

おかんアートと呼ばれるジャンルは、経験上「まず自分の楽しみとして、徐々に家族や友人知人への手土産として洗練されていく」イメージがあります。世代を超えて愛されるキャラクターは、子どもや孫への贈りものにピッタリなモチーフだったのでしょうね。

 

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勝手に「ふわふわ野菜スティック」と命名しました。かわいい存在が器にぎっしり。カラフルな後方のアマビエさんが世相を反映しています。

 

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華やかなこちらは「ソープバスケット」といって、虫ピンをうまく使いリボンや造花で石鹸を飾ったオブジェです。爆発的に流行していたものの、素材が素材なので今ではほとんど残っていないとか。確かに私も見たことがありません。タンスのなかに良い香りのソープを入れる習慣はあったんだけどなあ。

 

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いたいた。覚えてるわ、この金魚!

祖母がご近所さんからいただいた経緯だったような……かなり長い間いっしょに暮らしました。

今回驚いたのは、この金魚が手芸キットとして売られていたこと。その素朴さゆえに、口伝えで手芸好きに受け継がれてきたものかと想像してたんです。考えてみればキットは絶対にあったほうがいい。最初のハードルが低ければ初心者に優しく、挑戦しやすいですもんね。

 

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このあたりからは「おかんアート」というより手づくり市デザインフェスタといった感じ。もともと境目は曖昧なように思いますが、定義はどうなんでしょう。廃物利用の有無とか? それも時代や作風によって違ってくるはず。

布ぞうり、いいですよね。指がのびのびして大好きなんですが、Tシャツやハギレを使用したぞうりを買っても汗かきな私の足に負け、すぐ寿命になるのが残念。いっそ自分で作り方を覚えるべきなのか……。

 

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本展覧会でいちばん好きだった作品は、森敏子さんの陶芸シリーズ。やさしい表情の犬や牛が愛らしく、そっと撫でたくなってしまいます。※禁止事項なので叶わず

根付のついたパンダは差し上げたおばあさまが手に握って眠るのだと作者インタビューで知り、ほのぼのしていたら「愚痴を言って聞かせている」とのオチが。いやいや、適度に愚痴や弱音を吐くのも大事ですよ。作品に人をリラックスさせる力があってこそだと思います。

 

 

 

特別展示『おかん宇宙のはぐれ星』

 

ギャラリーは3つのスペースにわかれており、『おかん宇宙のはぐれ星』は「おかんアートにかぎりなく近くありながら、独自の表現を展開する孤高の表現者紹介とのことです。

 

現代美術に疎い私には、何をもって「独自の表現」とされているのか明確にはわかりません。けれど他の展示品と同じように、しっかり楽しませていただきました。

 

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特別展示3名のうちのおひとり、荻野ユキ子さんの作品。

荻野さんは高田馬場にある名画座早稲田松竹の清掃係であり、館内やトイレを自作のオブジェで飾る「アート担当」でもある方です。

実は私、早稲田松竹には過去何度か足を運んでるのですが、オギノさんの作品を見かけた記憶がなく……! 上映時間の合間で急いでいた&行かなくなってからHPで存在を知った、が理由だと思います。

こうして改めて拝見すると、ノスタルジーを感じる小さな世界が本当に素敵。草むらとか、お弁当に使うバランですよ! 次回映画館を訪問するときは必ずチェックします。

早稲田松竹アート劇場 | 早稲田松竹

↑こちらで荻野さんの作品一覧が見られます。

 

「おかんアート」展は4/10まで。入館料無料・夜7時まで開催しています。日曜、渋谷に用事のある方はぜひどうぞー!

 

おまけ 「おとんアート」もいい味だしてます…我が家の場合

 

私の母は「おかんアート」的な手芸はしない人です。手先は器用で、既製服の種類が少なかった世代のために洋裁もできますが、必要に迫られての側面が強いと思います。

父に編んだセーターや赤ん坊の私に作ってくれたぬいぐるみも真っ当に(?)可愛く、やりすぎじゃない?というおかんアートに感じる過剰さ・暑苦しいほどの熱はありません。おかげで現在でも部屋に飾ったり着たりできるわけですが。

 

代わりにおかんアートを凌駕する異質な物体をつくるのが、我が父。

 

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亡き愛犬をモチーフにした粘土細工です。

いかにも老犬でしょう? でもこれ、まだピカピカ毛艶の成犬時代に作られたものなんですよ……。

 

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実際の犬の写真がこちら。

仔犬なので毛が短くぽわぽわしているものの、全体から受ける印象はずっと変わらなかった美犬です。それをあんな魔改造されて……。

 

父は絵を描くのが趣味なのですが、なぜか女性や子ども・動物といったモチーフが大の苦手。可愛げのかけらもなくなってしまうんです。就学まえの娘(私)を老婆のように描いたのは親戚中の語り草。

でも意外に気にいってるんですよね、この粘土人形。処分しようとするたびに「味があるからいいっか!」と生き延びてきた犬(粘土製)せっかくなのでブログでお披露目しました。笑っていただければ嬉しいです。

 

 

*1:訪問後、展覧会の趣旨にかなりの批判があったことを知りました。……が、私自身が消化しきれていないため当ブログでは触れません。公表されたものにさまざまな意見が出るのは健全だと思います。同意できるかは別として。

みんな収納どうしてる? ポストカードを買い込む美術ファンの悩み【今週のお題】

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今週のお題「わたしのコレクション」

 

コレクションとまで言うと仰々しいけれど、手元に集めて長年愛でているもの。

私の場合、それはミュージアムショップで買ってくるポストカードです。

 

美術展に行く楽しみに目覚めた中学生のころから、お小遣いをやりくりしてお土産にするのが目的のひとつでした。

画集ほど場所をとらず、心に残った数枚だけを選べて(ただし好きな作品がポストカードにない場合も)部屋に飾るのも人に送るのも自由自在。

 

あれから長い年月が経ち、気づけばポストカードの数はたいへんなことに……。最近ではかなり買い控えているのですが、やっぱり好きなので欲しくなるんですよね。

 

当ブログでも過去にこんな記事を書いています。

minorimainiti.hatenablog.com

minorimainiti.hatenablog.com

 

収納の悩みはさておき、上記記事に掲載しなかったポストカードから春らしい作品をご紹介します。

 

アルバート・ムーア 『庭』 『An Idyll (田園詩)』

 

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鮮やかな花々が咲き乱れる2枚。薔薇、オニユリ、ポピーでしょうか? 

西洋絵画では描かれた花に寓意が含まれるケースも多いですが、近所で見かける植物の名前もあやしい私にはそこらへんサッパリ。

後ろ姿・横顔の人物像は洋の東西を問わずに惹かれます。指先や首の傾げ方に見えない表情を想像してしまう。

 

ピエール・ボナール 『昼食』

 

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ボナール大好き! 理屈抜きでそう思ってしまう日本人は私だけではないでしょう。

 

浮世絵など日本の美術を愛し、彼が『日本かぶれのナビ』*1と呼ばれたことは後になってから知りました。

知識がなくとも大胆な省略や平面的な絵・縦長の構図に親しみを覚え、明るい色彩に心が明るくなります。

2018年に大回顧展があったばかりですが、いろいろな美術展で作品を見かける画家のひとりです。機会があればじっくり鑑賞してみてください。

 

妻マルトの浴室での情景を描いた作品が有名なボナール。

けれど犬や猫といった動物へのまなざしも優しく素敵なんですよね。さりげなく画面の端にいる動物たちの姿を探すのも楽しいですよ!

 

※下記はボナール展開催時の記事。学芸員さんが「犬猫に注目」視点での鑑賞方法を語ってくれています。

harumari.tokyo

 

 

ヴァシリー・カンディンスキー 『花嫁』

 

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こちらの作品、今回記事を書くためハガキを整理して久しぶりに目にしました。

 

すごく素敵、買った私センスいい! ……でも誰だっけ?

 

画家の名前を確認して驚愕。カンディンスキー?? 

 

だって普段の美術展でお会いするカンディンスキー作品はこんな感じ(下記リンク参照)抽象絵画のイメージが強すぎ、買ったものの記憶が薄れていたのですね。

ヴァシリー・カンディンスキー | アーティゾン美術館

彼が抽象画へと移行するまえの作品らしいと知り、納得しました。

 

私はカンディンスキーの色使いが好きなので、本作でもそれは共通しています。

そして絵からあふれてくるリズムや音楽。

「音楽と絵画といえばパウル・クレーかな」との連想から調べると、カンディンスキーとクレーは同じ芸術活動(青騎士)に参加していた仲間とか。

画家の交流関係には興味がなかったのですが、好きなものが繋がっていると嬉しいのがオタク心。これからは積極的にチェックしそうです。

ima.goo.ne.jp

 

 

話題は戻って 【ポストカードの収納どうしてる?】問題!

 

ほんと美術好きの皆さんどうしているんだろう……正解がわかりません。

 

① アルバム型フォトフレーム、ポストカードホルダー

 

とりあえず我が家の一軍選手はこちら。アルバム型のフォトフレームにおさめて、ときどき差し替えています。

けれど収納枚数をはるかに超えて所持しているため、余ったぶんは文房具店でポストカードホルダーを買ったり、紙袋に入れたままだったり。

アルバム型は見た目はいいんですが、装飾過多な品が多くて何点もは欲しくないのです。

 

次回はもう少しシンプルなものにしたい



② 壁一面に飾る!(額縁柄きせかえポストカード袋)

 

収納とは違いますが、憧れているのがこちらの方法。

 

note.com

額縁柄がプリントされた保護袋に入れて、自宅の壁を私だけのミュージアムに!という発想が面白いです。

ある程度のスペースが必要ではあるものの、額縁の秘めるパワーを知っているとコンセプトだけでわくわく。額縁、楽しいですよね。画家が自作した素晴らしい品があったり、絵画より興味を抱くことも。

 

でも「定期便」形式は最低注文回数が決まっていて面倒……と思っていたら、1回だけの注文も可能とのこと。これなら私でも挑戦できるかもしれない!

 

 

 

他にも「こんな方法があるよ」「ウチではこうやって収納してる」などありましたら、お気軽にコメントいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

【22.3.21追記】こちらのサイトから可愛いアイコン用のイラストをお借りしました!

吹き出し形式のデザイン、憧れだったんです……。

freeillustration.net

 

*1:ナビ派=芸術家のグループ名

【おすすめアートスポット】服飾博物館「民族衣装」展へ行きました【新宿】

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『民族衣装 異文化へのまなざしと探求、受容』展

新宿の文化学園服飾博物館で2/7まで開催していた『民族衣装』展、滑り込みで鑑賞してきました。

とても面白く、充実した展覧会でした! 余裕をもって訪問したいと思いながら、なかなか機会がなく……会期は終了してしまいましたが、その魅力を振り返りつつ博物館のご紹介をしたいと思います。

次回の企画展『ヨーロピアンモード 花 』展も楽しそうなんですよね。

毎日あたたかくなっていく季節のお出かけ候補に加えていただければ幸いです。

 

雑踏のなかの静かな空間 文化学園服飾博物館

 

文化学園服飾博物館

文化学園服飾博物館は年に4回ほど企画展を開催しており、美術ファンにはよく知られた存在かと思います。展示は所蔵品が中心。しかし戦前からの膨大なコレクションよりテーマにあわせた衣装が選ばれており、何回訪れても飽きることがありません。

新宿駅から歩いて10分程度と行きやすく、華麗な着物・ドレスはアートになじみのない方やお子様でも楽しめるのではないでしょうか。

 

東京と近郊の美術館・動物園などをおトクに楽しめるチケットブックぐるっとパスの常連施設でもあります。服飾博物館はこちらのパスのみで入場可能! 

服飾博物館の入場料500円に対し、ぐるっとパスのお値段は2500円。期限は最初に利用した日から2か月間と縛りはありますが、上手に使えばすぐに元が取れますよ(けっこうお高い料金の施設も対象になっているので……)個人的には庭園美術館がオススメ。

参加施設でめあての美術展がある方は購入を検討してみてくださいね。

 

www.rekibun.or.jp

※2022年のぐるっとパス発売は4/1からです。

 

前置きはこの程度にして、博物館へ向かいます。

公式HPには新宿駅からのアクセスのみ書かれていますが、人ごみが苦手なので無視して西新宿駅から。都庁を右手に見ながら議事堂通りをまっすぐ行けば目の前です。方角さえ合っていれば迷いようもありません。

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見事に閑散としています。人ごみがないのは助かる!



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博物館正面のポスター。写真ではわかりにくいのでチラシも掲載しておきます。

 

 

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服飾博物館の展示室は1階と2階にわかれています(順路は2階から)展示内容を順を追って鑑賞したい方は右手奥の階段を上りましょう。

「所蔵品は撮影OK」の美術館も増えてきましたが、こちらの施設は残念なことに写真NG。ポストカードやカタログが窓口で販売していますので、よろしければお土産にどうぞ。

 

『民族衣装』展の感想

現代よりもはるかに情報が少なく、海外に行ける機会も限られていた時代。異国に住む人々の風俗、とくに身にまとう衣服はどれほど人々の好奇心をかきたてたことでしょう。

『民族衣装』展では海外の知識がどのように民間に浸透していったか、4つの項目に分けて説明されていました。

 

①未知の世界への好奇心  【~19世紀末】     

②より正確な情報への欲求 【20世紀前半】

③民族衣装のさらなる探求 【20世紀後半】

④民族衣装の模倣、受容  【ヨーロッパの流行への影響】

 

①は精緻な挿絵を含む書物が中心。驚くほど詳細な内容もあれば、実在しない国の住人を描いたものもあり、まだまだ玉石混交といったところ。

 

②では「植民地政策で渡航が盛んになった」「撮影技術が進歩した」などの背景で、正確な民族衣装の記録が一気に進みます。

チラシの右上にある花の刺繍がかわいい靴、いかめしい文字のタグが付いているのが見えますでしょうか? 

陸軍被服廠の外郭団体が民族衣装を現地収集したときのタグだそうです(それらが博物館の民族衣装コレクションの基礎となったとか)

デザインの愛らしさにうっとりし、戦中・戦後の混乱期を乗り越え品物が残っていることに別の意味でため息がでました。こまかな分類は私などとても出来そうにありません。

 

③の時代になると、海外でファッション誌の撮影が行われるなどグッと身近な話題になってきます。

長びく戦争で散逸する民族衣装を調査し、収集する研究者の紹介などもありました。
衣装の絹が化繊に変わり、刺繍や装飾が簡易な機械仕立てになり……「かつての美しさが損なわれた」と言うのは簡単ですが、そのような状況でも伝統を守ろうとする姿勢にとても考えさせられました。
 
 
④は東洋の文化に影響を受けたヨーロッパのドレスを、インスピレーション元の民族衣装と合わせて展示していました。きらびやかな衣装が盛りだくさんで、いちばん人気のあるスペースだったように思います。
 
・ゆったりとして裾がすぼまったトルコのズボン→イヴニング・ドレスの裾部分に流用
 
・暑い地方のターバン→婦人用の帽子デザインに取り入れられる
 
・中国やインドネシアの竹の笠ディオールの「ニュールック」に合わせた帽子
 
・中国の宮廷服→龍の絵柄はそのままガウンにしたり、中間色に色味を変更し優しい印象の女性用ドレスにしたり
 
ジャポニズムシノワズリといった異国趣味について言葉で知ってはいても、現物を並べて見比べる経験はなかなかありません。説得力が違う……!
 
服飾博物館は展示ケースの背面が鏡張りになっており、衣装のバックスタイルも鑑賞できます。他の美術展だと「裏面が見たいのに~」と悔しく思うことが(衣装に限らず)あるあるなんですよね。じっくり見ていると時間があっという間に過ぎてしまいます。
 
 
昨今ニュースで耳にする「文化の盗用」への指摘文があったのもこのスペース。
 
例えば上記のターバンデザインの帽子は花などで飾り立てられ、元々の品よりはるかに華美になっていました。上流階級の婦人用でしょうから当然ではありますが……。
逆に砂漠の民の伝統衣装に影響を受けたと思われるコート、こちらは羊毛を脱色せず使用していました。当時の感覚では地味な印象だったのでは? 自然な色合いのままデザインに組み込んだのは元ネタへのリスペクトでしょうか。
 
過去の人々がどのように考えていたかはわかりません。こうして目にする民族衣装と洗練されたドレスはともに美しく、難しいことは考えずただ愛でたい気持ちになります。
しかし「これからの時代、深い理解と尊重がますます必要になってくる」という一文だけは忘れずにいたいと思います。
 
 
変化する現代の民族衣装の写真もたくさん展示されていました。
日本 → 浴衣の丈が短くなり、自由にアレンジされている様子
民族衣装にテンガロンハットをかぶり、いい笑顔で写真におさまるオジさんふたり
などなど…
 

 

FASHION PRESSさんの記事で展示品の写真がいくつか見られます。よろしければどうぞ。

www.fashion-press.net

 
『民族衣装』展では感染症予防のため臨時休館日が何度か設けられていました。
次回展示でも状況は変わらないと思われるので、お出かけ前に公式HPの確認をお願いします。
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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次回展示『ヨーロピアンモード ── 花 ──』は上の衣装をイメージしてください。
 
 

 
 
 
 美術関係の記事はこんなものも書いています。お土産で買うポストカード大好き!

 

コロナ禍で美術館に行けないから、お気に入りのポストカードを蔵出ししてみた その2

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美術館のお土産=ポストカード!の私。長年のポストカード愛を語ります。

芸術の秋、ポストカード蔵出し第二弾です。

過去記事はこちら! 今回は女性に好まれそうなラインナップを揃えました。

minorimainiti.hatenablog.com

  • 美術館のお土産=ポストカード!の私。長年のポストカード愛を語ります。
    • 貴婦人と一角獣
    • ヴァンジャンヌの殺菌牛乳 (スタンラン作)
      • 革製品ブランド「HIRAMEKI.(ヒラメキ)」のアートレザーシリーズ
    • 睡れる幼きモデル 他 (児島虎次郎)
    • 【雑感】永遠と、限りあるものの狭間で

貴婦人と一角獣

まずは2013年の『貴婦人と一角獣』展から。

貴婦人と一角獣は15世紀末に織られた6枚の連作タピスリーです。「フランス以外で鑑賞できるのは最初で最後」と当時話題になったので、美術に関心のない方も覚えているかもしれません。

それもそのはず、国外に貸し出されたのは70年代・メトロポリタン美術館のみ。所蔵するクリュニー中世美術館の改装工事に合わせて実現した、まさに一期一会の美術展でした。

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貴婦人がまとうドレスの赤と青が美しい、静謐な雰囲気の作品ですね。たくさんの来場者で賑わうなか、中世の時間を閉じ込めたようなタピスリーの前だけは静かだったのを覚えています。

五感を寓意的に描いた本作品。私が購入したポストカードは「聴覚」と、貴婦人が侍女から差しだされた飴玉を手にとる「味覚」です。6枚目の「我が唯一の望みに」が示すものはなんなのか……。専門家のあいだでも未だに解釈が定まらない、そんな謎めいた魅力が人を惹きつけてやみません。

MMM|クリュニー中世美術館 《貴婦人と一角獣》

 

ゆる~いアニメ&歌 日本ではこんな愛され方もしています 

国内外の美術作品をユニークなアニメと歌で表現するNHKびじゅチューン!」。

じわじわクセになると名高いこの番組に、貴婦人と一角獣を元にした歌があります。ポンコツで勤務先に迷惑をかけまくる貴婦人と、彼女を溺愛するユニコーンがかわいい……!

びじゅチューン鳥獣戯画ジム」「ナルキッソス天気予報」など他にも名曲ぞろいで、ついつい口ずさんでしまいます。興味のある方は下記リンクからどうぞ。

www.nhk.or.jp

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コロナ禍で美術館に行けないから、お気に入りのポストカードを蔵出ししてみた その1

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美術館のお土産=ポストカード!の私。長年のポストカード愛を語ります。

めっきり涼しくなった毎日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

9月いっぱいで緊急事態宣言が解除されるとの報道に、胸をなでおろしております。それでも気軽に外出はしにくい状況、仕方ないことですがストレスがたまりますよね。大好きな美術館にも、下の記事に書いた「もしも東京展」以降は一度も行けていません。


せめて気分だけでも美術館めぐりを味わいたい!ということで、過去にミュージアムショップで購入したポストカードを整理することにしました。片づけにもってこいの気候ですし、自分でも驚くほどの量になっていたので……。

第一弾の今回は、いわゆる「有名どころ」ではない、ちょっと変わったポストカードをご紹介します。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

  • 美術館のお土産=ポストカード!の私。長年のポストカード愛を語ります。
    • THE SAPEUR(ザ・サプール)コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン
    • 鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展
    • 大正イマジュリィの世界展
    • 【おまけ】ポストカード、どう飾る?問題

 

THE SAPEUR(ザ・サプール)コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン

SAPEURと呼ばれる人たちを、その生き方を、初めて知った思い出深い展覧会。

2016年と2017年連続で百貨店のイベントスペースで行われ、場所柄もあってか大変にぎわっていたのを覚えています(写真撮影可だったのも大きいかもしれません)

サプールとは、コンゴ共和国コンゴ民主共和国で1970年代から続くファッション文化を楽しむ人たちのこと。

抜けるような青空の下、鮮やかなハイブランドのスーツで着飾りポーズを決めるサプールたち。着物という文化を持つ我々は、斬新な色合わせ・柄と柄の組み合わせには慣れているはずですが、それでもサプールのファッションには驚くことばかりでした。

彼らの姿はシュールで爽快で、一度見たら忘れられない感動を残します。

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